jouir

(東京・吉祥寺)

 

お客様の毎日の髪がキレイであってほしい。
だから、オリオセタのシャンプー&マスク、 オイルをおススメしています。

 


平井彩子

東京都出身。ハリウッド美容専門学校卒業。東京・青山、銀座を中心に展開するkakimotoarmsに15年勤務後、2015年3月、東京・吉祥寺にオープンした「jouir」のオープンスタッフとして参加。現在は、トップスタイリスト&マネージャーとして、日々サロンワークに励みながらも、1児の母として多忙な毎日を送っている。

Salon Data/・店名:jouir(東京・吉祥寺) ・所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町 ・スタッフ数:7名 ・坪数:約30坪 ・セット面:8面 ・シャンプー台:3台
お客様には、 髪や頭皮のケアをしながら、
いつまでもヘアカラーやパーマ を楽しんでいただきたい

JR吉祥寺駅北口を出て、ラーメン屋・一風堂の脇の小道を通り抜けると、昔ながらの雑多な街並みの一角に、モダンでお洒落な10階建てのビルが出現する。その2階に、美容室「jouir(ジュイール)」がオープンしたのは、2015年3月のこと。
「吉祥寺は美容室が多いですからね。特に公園口のほうは美容室が集中しすぎていたので、あまり美容室が少ない、このエリアは魅力的だったようです。しかもこのビルは、代官山の”大人TSUTAYA“のIVY PLACE(カフェ・ダイニング・バー)のイメージでデザインされていて、吉祥寺にはあまりない雰囲気だったのも、オーナーが気に入ったようです」 と語るのは、同店オーナーの娘であり、トップスタイリスト兼マネージャーの平井彩子さん。彼女は、kakimotoarmsでヘアスタイリストとして15年勤務した後、同店のオープンとともに父親のサロン(直営で5店舗を展開)に入社した。
「1年目が青山で、2年目以降からは六本木ヒルズで勤務していました。吉祥寺街全体の客層としては違うと思うんですけど、うちに来るお客様はkakimotoarmsと同じで、30代、40代の大人の女性たちを、メインターゲットにしたサロンづくりをしています。だから、トレンドというよりは、自分に似合うヘアスタイルを求めて来るお客様が多いですね。それと、オリオセタもそうですが、髪をキレイにしていきましょうとお客様に提案しています」
Jouirでは、もちろんデザインありきで、プラスαの付加価値として、ヘッドスパに力を入れている。セット面に、ヘッドスパメニューを紹介するツールも置いて、お客様に薦めているという。

セット面に置いてあるヘッドスパメニュー

「一番人気があるヘッドスパは、エイジングケアを目的にしたものです。髪質が変わってきて、ボリュームがなくなってきた、白髪や抜け毛など、髪や頭皮のエイジングが気になってきた方に向けて提案しています。トリートメントよりもヘッドスパのほうがメニューとして出るんですよね。だから、お客様に飽きずに続けていただくために、春夏秋冬ごとのシーズンスパも提案しています」
同店では、スカルプケアが2000円。それにトリートメントを加えて、4000円でヘッドスパを提供してる。さらにカットとのセットメニューも展開。どれだけヘッドスパに力を入れているのかが、メニューを見ただけでも分かる。
「お客様にはケアをしながら、いつまでも、ヘアカラーやパーマを楽しんでいただきたいと思っています。だから、オーガニックや自然由来成分など、ヘアケア剤の成分にこだわって選んでいます。お客様も、ちょっと高くても、成分が良い商品を使いたいと思っている方が多いんですよね」

 

オリオセタの 魅力の一つは”香り“。 お客様から興味を示してくれる

セット面の横の棚にディスプレイされているオリオセタの商品

オリオセタは、一緒に働くスタッフの一人が、前のサロンで使っていたことと、サロンのコンセプトにも合っていたことから、オープンと同時に導入した。
「お客様の反応がいい一番のポイントは香りです。仕上げの際に使わせていただくと、お客様のほうから興味を示してくださいます。しかも、小さいサイズもあって、トライしやすいプライス(30ml・税抜き1500円)もいいですよね。だから、美容師側からアドバイスをしなくても、すんなり売れる商品です。とても人気があります」
オリオセタは、ユニセックスな香り(ブルーのパッケージ)と甘さのある香り(ピンクのパッケージ)の2種類で展開している。そのどちらが、より人気があるかを聞いてみると、 「従来のブルーのほうを使われている方がまだ多いですね。中には香りを嗅いで、ピンクのほうに移行される方もいますけど。どちらかと言うと、若い方のほうが試してみたいと、ピンクにされる方が多いですね」 という答えが返ってきた。ピンクのパッケージ、つまり「ライフ アンド ピュア」シリーズが登場したのは昨年のこと。まだ日が浅いというのも要因の一つだろう。
「ダメージした髪にとても良いですし、普通毛から硬毛まで対応できて、年齢的にも20代~50代のお客様に支持されています。どちらかと言うと、オイルを使っているのは、ロングの方が多いです。しっとりするのがいいですよね」
同店では、オリオセタのオイルだけでなく、シャンプー&マスクも導入している。店販棚にも、それらの商品が並んでいる。
「お客様の髪をキレイに保っていただくためにも、アドバイスというのは絶対必要不可欠なコミュニケーションとして、スタッフと共有しています。そのためにも、お店で導入している商品は、家で自分でも使っていますし、スタッフとは、商品の成分などを勉強する時間も設けています。オリオセタのシャンプー&マスクは、ベーシックとして使っていますが、そのほかの商品もまんべんなく使うようにしています」
まずは、美容師自身が使ってみる。これは店販を売るためには、必要不可欠なことだろう。平井さんのお話を聞いていると、お客様にアドバイスをしながら店販を薦めすることに、力を入れていることがよく分かる。

 

売れている美容師ほど、 店販の数字高い。それは、 お客様の信頼を得ている証

「おススメした商品が分かるように、お客様がお帰りになる際に、パンフレットなりメモをお渡しするようにしています。『今日お話したのはコレです』と思い出していただけるように。そのことは、カルテにもメモしておきます。そして、次回来店された時に、さり気なく同じものを使ってみたり。私たちの思いは、素敵なヘアスタイルになって、髪もキレイであってほしい。しかも、毎日キレイでいられるようにアドバイスすることを、スタッフ全員で徹底するようにしています」
スタッフの店販に対する意識を上げながら、また、お客様に対してもプロとしてのアドバイスを提供していけるように、ミーティングなどで見直しながら、日々努力を続けている。 「私が15年間美容師をやってきて思ったことは、売れている美容師ほど、店販の数字高いんですよね。お客様にアドバイスができるから、信頼されて支持されるんだと思います。だから、アドバイス力を身に着けることが大事だな、と思って取り組んでいます」

確かに、お客様との信頼関係を築くことは、美容師にとって一番重要だと言っても過言ではない。だから、店販というのは、「お客様がどれだけ自分のことを信頼してくれているか」、という一つの目安になるのだろう。最後に平井さんに今後の抱負を聞いてみた。 「まずは、吉祥寺で選ばれる美容室、美容師になろう、とスタッフとは共有しています。競争が激しい地域なので、中途半端にやっていたら埋もれてしまうので、常にお客様目線を大事に、誠実にお客様に対応できるお店でありたいと思っています」
同サロンでは、今年はじめて、お客様へのアンケートを実施した。それも「お客様がjouirをどのように見ているのか? お客様の満足度をさらに上げるために、お客様がjouirに求めていること」を知りたかったからだという。そうした日々の努力の積み重ねが、サロンやスタッフを成長させ、またお客様から厚い支持を得ていくのだろうと実感した。