COX

(神奈川県伊勢原市)

 

オイルトリートメントなのに、
軽くふんわりしたスタイル にも対応できるから、
「ファインヘア」を愛用しています。

 


関 秀信

1984年9月11日生まれ。
神奈川県秦野市出身。
アイム美容専門学校卒業。
2003年COXに入社。 現在は店長として、日々 サロンワークに励んでいる。

Salon Data/・店名:COX ・所在地:神奈川県伊勢原市 ・スタッフ数:9名(3店舗で21名) ・坪数:60坪 ・セット面:10面 ・シャンプー台:4台 ・ヘッドスパススペース:1 ・エステサロン「MUKU」を併設

 

サロンコンセプトは、 お客様ともスタッフとも
「一生お付き合いできるお店」

路面店のOCXの外観

小田急線・伊勢原駅北口を降りると大きな鳥居がある。それは、古の時代から山岳信仰の対象となっている大山(神奈川県丹沢山地に位置する)にある阿夫利神社の一の鳥居。神社は、その鳥居からバスやケーブルなど交通手段を使って30~40分先にある。
そんな大山のお膝元、伊勢原駅前に美容室「COX」はある。32年前に創業し、伊勢原では老舗のサロンの一つ。「SECTION」「いろは」とともに美容室を3店舗、さらにはエステサロン「MUKU」(COX内にある)も展開している。 「サロンコンセプトは、一生お付き合いができるお店です。お客様はもちろんですが、スタッフも一生働ける店づくりを目指しています」 と語るのは、COX店長の関 秀信さん。まず、その特徴の一つが、美容室「いろは」だ。オープンしたきっかけは、本店のCOXで勤務していた女性美容師たちが、結婚・出産を経て復帰後働く場所として、オーナーの円城寺興志さんが7年前に設けた。そのサロンの営業時間は、朝9時から夕方5時まで。その時間内で、育児との両立が可能な時間だけ働くことができる。さらには、保育士も雇用していて、お客様が子供を連れて来られる美容室としても営業している。

エントランスから見た店内。すべてバリアフリー

もともとCOXは現在の場所から2軒隣の2階にあった。高齢で階段をのぼるのが困難になってきたお客様のため、10年前に路面店である現在の場所に移転。そして、車いすの人でもスムーズに店内を動くことができるようにバリアフリーを実現した。また、「お客様にさらにきれいになってほしい」という思いで、エステサロン「MUKU」も併設した。このエステサロンは11年前から営業をしていて、フェイシャル、ボディ、まつ毛エクステンション、さらにブライダルコースまでメニュー展開をしている。
また16年前には、伊勢原の中でアンテナショップになるお店をつくりたいという思いで、客層を20~30代をメインにした「SECTION」をオープンした。 「COXのメイン客層は20~40代ですが、80歳ぐらいの高齢のお客様も来店していただいています。COXに来ていただいていたお客様が出産されて小さいお子さんがいる間はいろはに、そのお子さんが高校生ぐらいになったらSECTIONに、そしてまた年齢を重ねたらCOXに、というようにお客様と一生お付き合いができるサロンづくりを目指し、伊勢原だけでサロン展開をしています」

 

「髪に一番いい状態を 常にお伝えする」をモットーに、 商品説明も欠かさない

店販用の棚にオリオセタの商品も並ぶ

「COX」は、モダンさを取り入れながらも、木のぬくもりを感じるナチュラなつくりで、とても居心地のいい空間が広がっている。その店内のイメージと比例するように、肌や髪にやさしい商品を取り揃えている。その中には、オリオセタもある。
「オリオセタは日本に上陸したばかりの頃、ディーラーさんから紹介されて、スタッフみんなで試しました。使い心地が良くて、みんなでこれは『いいね』と感触を確認し合って、すぐ導入を決めました。お客様の反応もとても良いです。仕上げの時にオイルをつけさせていただくと、『この香り何?』と聞かれます。そこから商品の説明をすると、だいたいの方が『使ってみたい』と言われて買って帰られます。小さいサイズ(30ml)が1500円という価格設定もいいですよね。お客様が買いやすい価格だと思います。気に入っていただけたら、次からは大きいサイズを買われるお客様が多いです」 とオリオセタについて語る関さんは、2、3月の特に乾燥する時期は、仕上げに入る前に、アウトバスのトリートメントを2種類、ほぼ全員のお客様につけている。一つは水分を保持するもの、その後に水分を逃さないようにオイルをつけている。なんとも贅沢な仕上げ方だ。
「お客様には、髪に一番いい状態を常にお伝えしようと、スタッフみんなで取り組んでいます。お財布事情を気にするのではなく、サロンに来たら、お客様に必要な情報をお伝えするようにしています。それがサロンの心地良さにもつながっているんだと思います」
店販品を売るために商品の説明をするのではなく、一人ひとりのお客様の髪の状態に合わせて、必要な情報を提供することが、店販売上げにつながっていると関さんは言う。店販比率は20%。かなり高い数字だ。ヘアケアだけでなく、デトックスティーや冷え性対策のソックスなど、幅広い商品を取り揃えている。

 

オイルは、お客様自身が使っても、 失敗が少ないというのが利点の一つ

個室になっているヘッドスパのスペース

ちなみに、関さんのお気に入りは『オイルトリートメント ファインヘア』。その理由について聞いてみた。 「オイルは重すぎると、カット、カラー、パーマでつくったヘアスタイルを邪魔してしまうんです。だけど、ファインヘアはそれがない。スタイルを邪魔せず、すごくきれいにまとめてツヤを出してくれるので、気に入って使っています。本当は毛先中心につけてほしいんですが、お客様が自分でオイルをつける時、どうしても根元のほうからつけてしまがちですよね。そういうつけ方をしても失敗が少ないというのは、利点の一つだと思います」
重いオイルだと、髪が濡れている状態で多くつけすぎたりすると、ドライヤーで乾かした後も、なんだか濡れたような、ベタッとした仕上がりになってしまうことがある。お客様にとっては、意外と難しいものなのだ。
「オリオセタのオイルは浸透性が高いので、ベタッとした仕上がりにはなりにくいです。ファインヘアよりも、もうちょっとしっとりさせたい場合、あるいは少しボリュームが多くて、髪を押さえたいお客様の場合には、『オイルトリートメント』を選択します」
店販品の売れる割合は7:3で、ファインヘアを購入するお客様のほうが多い、と関さんは語る。2種類のオイルトリートメントの微妙な違いや特性を把握し、それをお客様に的確にわかりやすく説明しているからこそ、店販売上げにつながっているのだと実感した。